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柄澤齊 KARASAWA Hitoshi

美術家木口木版画の第一人者。版画にとどまらず絵画、 コラージュオブジェ など多様な作品を手がけ書籍の装幀や装画にも携わっています。

様々なイメージを醗酵させ創りあげられた作品は、文学に対する深い愛情を感じ、書物が開かれた時のような想像の世界に魅了されます。

微細な空間には宇宙が広がり、夢、死、太古など万物が紡ぎ出した様々な記憶の世界を駆け巡ります。

1971年創形美術学校版画科に入学し日和崎尊夫氏木口を学ぶ。

1986年より《死と変容》シリーズの制作を始め、翌年頃から書物標本を主題にした リーヴル・コラージュやボックス・オブジェを制作。

1993年に19世紀の平圧式印刷機 アルビオン・プレスを用いて、工房「梓丁室」を開設。1997年から墨と和紙を使った平面作品を制作し、1999年《作庭記》の連作を発表。その一方でエッセー『銀河の棺』を執筆。2002年ミステリー小説『ロンド』は下野文学大賞を受賞。2006年には栃木県立美術館と神奈川県立近代美術館鎌倉で回顧展を開催。

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