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柄澤齊展

木口木版による挿絵と装画

会期:2021年5月10日[月]-6月5日[土]

開廊時間:11:00ー18:30  日曜休廊

挿絵本『雅歌』(湯川書房1985)より 

木口木版  70x50mm

柄澤齊(KARASAWA Hitoshi)木口木版画の第一人者。1971年創形美術学校版画科に入学し日和崎尊夫氏木口を学ぶ。

1986年より《死と変容》シリーズの制作を始め、翌年頃から書物標本を主題にした リーヴル・コラージュやボックス・オブジェを制作。1993年に19世紀の平圧式印刷機 アルビオン・プレスを用いて、工房「梓丁室」を開設。1997年から墨と和紙を使った平面作品を制作し、1999年《作庭記》の連作を発表。その一方でエッセー『銀河の棺』を執筆。2002年ミステリー小説『ロンド』は下野文学大賞を受賞。2006年には栃木県立美術館と神奈川県立近代美術館鎌倉で回顧展を開催。

版画にとどまらず絵画、 コラージュオブジェ など多様な作品を手がけ、書籍の装幀や装画にも携わっています。様々なイメージを醗酵させ創りあげられた作品は、文学に対する深い愛情を感じ、書物が開かれた時のような想像の世界に魅了されます。

本展は、挿絵本、書籍挿絵、装幀原画、冊子、同人誌などのために制作された版画作品を多数を展示します。

挿絵本『雅歌』

 湯川書房1985

   挿画集『聖者の行進』

 堀田善衛小説集の挿画7点による版画集

                    1986/2021

     挿画集『香柏割禮』

塚本邦雄との歌画集の挿画16点による版画集

                    1975/2021

『ペレアスとメリザンド』

メーテルランク戯曲

手彩色  1978/2021

『銀河の棺』

柄澤齊エッセー集

1995

『ロンド』

柄澤齊小説

2003

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