夜間飛行について
《夜間飛行》展のメインとなる作品『夜間飛行 Nox Fuga』は、版下原画から玻璃版を起こし、手漉き鳥の子紙に2色刷りした版画にドローイングを加えた16点の連作からなります。
10部を版画集、20部を個別の単独シートとして制作。版画集、単独シート、それぞれに柄澤が執筆した約8,000字の小説「夜間飛行」がテキストとして付きます。
『夜間飛行 Nox Fuga』では、いつとも知れない時空の、どことも知れない夜を旅するさまざまな飛行体がフーガを奏でるように入れ替わり、夕闇や星空を背景にした16のシーンを飛び交います。
不可知の夜を行きかう飛行体はどこから来てどこへ行くのか。それは地上の重力と、社会的なノイズからの遁走を夢見るものたちを時空の彼方へと運んでくれる「船」かもしれません。小説「夜間飛行」はその答えの一つを示しています。
柄澤 齊
70x46mm
120x51mm
103x70mm
70x46mm
「夜間飛行 Nox Fuga」
2003 – 2022
20部限定
玻璃版+ドローイング
2022 212x214mm 墨、アクリル、コラージュ、水彩、顔料、色鉛筆
2022 298x214mm 墨、アクリル、コラージュ、水彩、顔料
2022 175x242mm 墨、アクリル、コラージュ、水彩、顔料、色鉛筆
2022 180x240mm 墨、アクリル、コラージュ、水彩、箔、紙、アンティーク額
2022 169x118mm 墨、アクリル、コラージュ、水彩、色鉛筆、紙
2022 150x90mm 墨、アクリル、コラージュ、水彩、顔料、色鉛筆、紙
2022 187x143x60mm モノタイプ、水彩、アクリル、図版、羽、木、ガラス
2015/2022 187x130x90mm モノタイプ、水彩、アクリル、図版、木、ガラス
2022 194x150x90mm モノタイプ、水彩、アクリル、図版、木、ガラス