向山裕(1984年ー)

兵庫県出身。2004年大阪美術専門学校絵画専攻卒業。国内外で作品を発表し、100号~120号の巨大なキャンバスに実際には指先ほどの小さな生物を精密なタッチでリアルに描き注目を集めました。

珍しい海洋生物 や動物 などを独特の世界観で緻密に描く向山 。その興味は自然界と生命の循環、一瞬で繰りかえされる美しくも儚い現象の不可思議さにあるようです。緊張感あふれる作品からは彼らから届けられる様々なメッセージへの畏敬の念が感じられます。

 

ホウネノマキア

¥250,000価格
  • タイトル:ホウネノマキア

    技法:油彩、キャンバス 年代:2020年

    サイズ:S20 / 727×727mm

    価格:¥250,000(税別)

     

    《作家コメント》

    描かれているのはホウエンエビです。初夏、田んぼに水が入るとどこからともなく賑やかに湧いて出て、泳ぎ回ります。実は大変起源の旧い生き物で、2億年前からほとんど形態を変えていない「生きた化石」なのです。仰向けで泳ぐ不思議な姿にはどことなく旧世界の生き物的な佇まいがあります。一月も経つと、あれほどいたホウエンエビは儚く水の泡と消えてしまいます。その短期間に大急ぎで産卵を行い、卵は田土の中で翌年の初夏まで乾燥に耐えながら眠ります。マキアというのはギガントマキア、ティタノマキアなどギリシア神話に伝わる神代の戦を指す語で、新旧支配者の交代を引き起こすような大戦に付けられます。夕映えきらめく田泥の雲の合間で、無数のホウネンエビが戦っています。

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