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井出創太郎展 

『落石計画第16期Scar Repair-繕いの作法-』への言承け

2026年10月26日[月]-11月14日[土]

開廊時間:11:00ー18:30  日曜休廊​

作家在廊日: 30日 31日、 13日 14日

piacer d'amor bush<繕いの作法 風影/欄塔婆> 
2026    エッチング緑青刷り   970×620㎜

井出創太郎(IDE Sotaro)1966年東京都生まれ。1991年愛知県立芸術大学大学院美術研究科絵画油画専攻修了。1987年より銅版画を制作。近年は、銅版画を襖、障子の形式で家屋に宿す作品へと展開。

「相倉/その光と襖」(世界遺産合掌造り集落相倉旧山崎家)や「渡部家住宅その光と記憶」(重要文化財 渡部家住宅)、2008年から10年間続けられた「落石計画」(旧落石無送線送信局・北海道根室市落石岬)など、特定の「場」が積み重ねてきた時の記憶を掬いとりながら、自分の想いを重ね合わせ、寄り添う空間を作り上げています。

作品には身近にある草花が使われており、今回は主に紫陽花が用いられています。腐蝕液に版を入れ、時間の流れに伴い変化しつつある一瞬(刹那)をプレスして留める事で、時間と記憶の集積が幾重にも重なりあって作品として昇華されているようです。

作品には全て「piacer d’amor bush」という題がつけられています。「piacer d’amor(愛の悦び)」は幼い頃いつも傍らにあったイタリアの古典歌曲で、作家の記憶全般の暗号となっています。「bush」は、植物が芽生へ、茂り、枯れていく、流れ行く時間と繰り返し、めぐりゆく時間が表現されています。一貫して時間、記憶のモチーフで在り続けています。

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