「窓の窓たるゆえんはその空虚にある」とは
老子の言葉ですがその空虚の中に色彩とかたちをもたらすのが私の絵の在り方です。
山中現
山中現(YAMANAKA Gen)1954年福島県生まれ。東京芸術大学大学院修了。木版画を中心に 水彩、モノタイプ、ガラス絵、油絵、オブジェ 、詩画集 なども発表し、近年では絵本の挿絵なども手掛けています。モノトーンや淡い色彩に、不定形なかたちが漂う詩情豊かな作品は自然や事物の根源へと心をいざないます。
本展は新作の木版画を中心に硝子絵、アクリル画、モノタイプなど、約30点を展示致します。寡黙で静謐な世界をお楽しみ下さい。